実際に行ってみて治安はどうだったか?

海外の治安は場所による

 実際に、筆者はアメリカへのホームスティと、イギリス、フランスへの観光旅行を経験しましたが、特に治安に関しては場所によりけりという感想を持ちました。特にアメリカに関してはミシガン州で、デトロイト市といった治安が最も悪い都市を経由して田舎へと抜けなくてはいけないため、実際に車両強盗に出くわしてしまいましたが、田舎へと抜けるとそもそも人があまりいないことから、そう言った事件に出くわすことは少なくはなりました。つまり、犯罪が多い地域と少ない地域が少なからずあり、またどの地域にいるからといって、決して気を抜かずに、日本と同じ心持ちでいてはダメだという教訓を学ぶこととなりました。

車両強盗の話

 特にデトロイトなどでは赤信号でも止まるなと言われるほど、この車両強盗が非常に多く発生しているらしく、自分が出くわした時も、拳銃を持った男が、脇から現れて金銭を要求するというスタンダードなものに引っかかり、ホストファザーが、白い封筒に入っていたお金をポイっと投げて、犯人が拾う隙に高速で逃げていくといった具合でした。

 実際には、こうした交差点などで信号がある場所で待ち構えて強盗するというスタイルはかなり多くあるらしく、信号が見えたら減速し、危ないと感じれば高速で逃げるというのがある程度一般的になっているとのことでした。正直な話ホームスティの初日から拳銃を向けられる事件が起こるとは思っていなかったので、この後どうなることやらとかなり不安に思いましたが、それ以降は特に事件は起こりませんでした。

狼と白い筒の話

 また、これは実際には人が行う犯行や治安の悪さとは離れた話になってしまうのですが、自分自身がステイした先がものすごい田舎だったので、野生の狼や、野生の熊、マウンテンライオンやスカンクといった野生動物と出くわすリスクも非常に高く、自分がステイした際には家の周りを狼がぐるぐると回って獲物(おそらく人間か家畜)を狙うという危険な状態になったこともありました。

 その折にはホストファザーが冷蔵庫の横に立てかけてあった白いつつからライフルを取り出して威嚇射撃を行い、狼を追っ払っていましたが、狼も怖いと思う反面、冷蔵庫の隣にライフル銃がおいてあるという事実にものすごいカルチャーショックを受けた記憶があります。また、田舎だからといって犯罪とは無縁ではないらしく、そういった時も、このライフルや拳銃などで対処するという話を聞き、これも日本で生きている人にとって見れば、かなりのカルチャーショックとなる事実だろうと思いました。

学校でも問題があるらしい

 またホストファミリーに聞いた話によると学校などでも治安がまちまちということでした、クリスチャン学校だったり、私立のしっかりした学校ではあまり無いことですが、公立の少し野蛮な学校になってくると、高校生の生徒が自分のロッカーの中に銃を入れていたといったニュースなどもあるようで、これに関しても安全な場所とそうでない場所が比較的分かれている可能性がありました。また、ミシガンでは実際に文字通り無法地帯となっているところもあり、町が破産して警察と消防がなくなっているため、著しく治安が悪く、また何かあっても助けてもらえないところもあるといいます。

それに比べるとオーストラリアは安全

 そういった状況と比べるとやはりオーストラリアは比較的安全だという風に思えてきます。しかし、これも勿論安全だからといって日本レベルの緩み具合でいると痛い目に会うことがほとんどですので、命まではとられなくとも、大切な金品を盗まれたり、また暴力にあったりといった被害に出くわさないためにもしっかりとした意識でこうしたホームスティやワーキングホリデーに望むことが大切だと思いました。特に、その国々での文化や、ローカルルール、そしてどんな犯罪に注意が必要なのかといった情報は目ざとく仕入れて、安全に暮らしていきましょう。特に、危険な都市部の名前や、危険な場所などは事前に把握しておいて、地理などもある程度勉強してから行くのが得策だと思います。特に土地勘がなかったりすると、意図せずに危険なエリアに迷い込んでしまうこともありえますので、十分注意してくださいね。

イギリスやフランスでも同様に

 オーストラリアには実際に行ったとこはありませんが、イギリスやフランスに関して言えば、やはり窃盗事件などに巻き込まれた人はかなりいました。自分自身は花の押し売りにあってしまい、10ポンドもむしられてしまいました。特にイギリスの押し売り犯罪は非常に情に訴える形で、金品を要求するため、日本人などは比較的嘘だと知っていても支払ってしまい、更なる被害を増やしやすいといいます。特に、訪問販売系の押し売りで、この情にほだされるような形で購入してしまいますと、次から次へと同じような悲しい事情を背負った人物が押し売りにやってくるようになってしまいますので、これも十分注意したほうがいいでしょう。またミサンガ売りのように、勝手に腕にミサンガを巻きつけて、金品を要求する類の強引な押し売りもありますので、そちらも注意したほうがいいでしょう。