オーストラリアの治安について

まずは日本が一番安全だと知ろう

 最近のFBIの統計データによるとどうやら日本がもっとも安全な国というデータが出ているそうです。よって、犯罪や防犯に対する意識も非常に低く、他国では日常的に起こりうる危機に対して、あまりにも無防備すぎるのだとしっかり認識する必要があるかと思います。特に、自分は大丈夫だと思いながらも実際に被害にあう人が多いので、まずいかなる時も基本に忠実に、かつ気を抜かないという事が重要になるかと思います。他にもデータなどで予め提示されている危険地帯には向かわないという事も重要になってきます。

データから分かることは都心ほど危険

 非常に信頼の置ける統計データによると、留学生やワーキングホリデー利用者の人がが最も被害に遭いやすいのは都心ですし、日本人でもある程度は危険なんじゃないかという意識が向くものです。(度合いの多寡はあれど)

 このことは地元的には常識ですが、意外と都心に住まわれている日本人留学生やワーキングホリデー利用者の日本人や日系のシェア掲示板を見ても都心近辺が多いといった現状があるのが事実です。

 しかし、一体なぜ都心に犯罪が多いか? というと、これは簡単です。あなたが犯罪者の立場になって物を考えれば分かると思いますが、緑豊かな住宅街では、皆さん車で動くので、歩いている人なんかは殆どいません。こんなところで待ってたって仕方ありませんし、それにずっと立ってたら近所から不審者として通報されてしまいます。また、実際に通る人も、例えばジョギングとか犬の散歩をしているような人ばかりで、お金なんか持ってそうにないです。ヘタに襲ったところで自分よりも強いかもしれないし、大声出されて周囲の家々から人々が集まってきたら即御用です。

だからこそ都心を狙う。特に観光客を

 そこへ行くと都心は泥棒天国です。やたらお金を持ってそうなアジア人観光客がゾロゾロ歩いています。彼らは沢山お土産を買うから軍資金も豊富です。そして彼らからモノを盗るのは簡単です。後述のような治安対策が手薄なことをはじめ、仮にひったくりをしても、土地鑑がないから追いかけてきにくい、足が遅い、助けを呼ぼうにも英語がヘタだから呼べない、また警察に届けても犯人の特徴=「瞳の色」「東欧系の容貌」がそもそも判別しにくいし、出来たとしてもそれを英語で表現できない。そんな人々がウロウロ歩き回ってるのですから、これは盗らない手段はないでしょう。だから、基本的に都心は犯罪が多く、これは別にオーストラリアに限ったことではなく、世界どこにいっても同じ状況になっています。基本的にのどかな農村地帯では犯罪率も非常に低くなっています。

 現在は、韓国系ワーホリ・留学生の激増が、そしてBRICsの台頭とオーストラリアの永住権狙い留学により、ブラジル系やインド・ネパール系が増え、都心はさらに混沌としたエリアになりつつあります。また、オフィスビルの乱立と供給過剰でテナント料が周辺サバーブよりも安くなってきたこともあり、日本人がよくタムロする情報センターその他の日系ビジネスの多くがニュートラルベイやボンダイから都心に移ってきました。かくして日本語ヘルプが欲しい日系ワーホリ・学生の一極集中化を招きます。

 そうなると繁華街独特の治安状況になり、パブで酔った挙句の乱闘沙汰というアルコール関係の犯罪も増え、またアジア系の若者同士による犯罪なども増えていきます。特にタウンホール以南からチャイナタウンにかけては、夜にいくと渋谷のセンター街か香港みたいな感じになっています。

実際の統計データからわかること

 The NSW Bureau of Crime Statistics and Research (BOCSAR) (NSW州犯罪統計・研究所)という組織があり、ここがNSW州の犯罪のデーターを豊富を一般公開しています。州の司法省のサイトの中にあり、そこによると特に武器を用いない強盗がかなり多くの指数をしめており、特に都心部などではそれが顕著であるため厳重な注意が必要となるかと思います。オーストラリアなどでは流石に銃規制が厳しいため、武器を使った犯罪などはほぼ無いということですね。

「殺される」危険はそんなにない

 実際の統計データを見てみると武器を使っての殺人事件の割合は数十万人の人口中の数件ですので、ある意味、事故みたいな確率ですので、そこまでビビらなくてもよいといえるでしょう。もちろん100%油断しろと言ってるのではなく、そのエネルギーを他に振り向けろってことです。例えばクルマに気をつけろとか、飲みにいっても財布をなくすなとかそういった事柄の方が遙かに切実に役に立つ筈です。

都心の暴力事件や、スリ置き引きには要注意

 全ての犯罪にわたって都心は危険度10倍増といってもいいですが、特に粗暴犯(暴行、強盗、粗暴な言動)とストリートでの窃盗系が突出してます。都心に行く場合は「盗られるな」「暴力沙汰に巻き込まれるな」というのが実戦的なコツになろうかと思います。

住宅侵入による窃盗はエリアによってばらつきが少ないけれど、シェア内でのトラブルを避けるなら住宅街へ

 都心には居住用建物がそもそも少ないということもあるのですが、「治安のいい筈のノースやイースタンサバーブ」が西エリアを越えて都心に迫る高犯罪率であることは銘記すべきでしょう。誰が泥棒でも金持ちが多いエリアを狙うんじゃないでしょうか?

 そして、シェア内部での盗った盗られたトラブルに巻き込まれたくないのでしたら、都心をはじめ繁華街や観光地を離れて、静かなサバーブの住宅街に住むのがベストな手段だと言えるわけです。